■アトピー性皮膚炎の診断の前に
アトピー性皮膚炎は赤く炎症が起き、激しい痒みに襲われる為、小さい頃から患っている人にとっては、その感覚だけで「アトピーがでた」と分かるものですが、突然型の「大人アトピー」の場合、その当事者は、そのような症状に見舞われても、それが何の痒みや湿疹なのか分からないようです。
自分自身で判断の付かない場合、ネットなどで調べる人も多いと思いますが、「どうも、アトピー性皮膚炎のような気がする」と思ったら、まずは、早めに皮膚科に行かれる事をお勧めします。
アトピー性皮膚炎が近年増えている関係もあり、皮膚科医であれば、症状を観察し、幾つかの質問をするだけで、アトピーであるかどうかを判断できるでしょう。
皮膚科にいった際には、どのような症状なのかについてのチェックシートのようなものの記入を求められる事も多いです。また、医師からも質問を受ける事になるので、事前に自分の症状についての概要は把握しておくといいと思います。
- 症状が出始めたのはいつ頃か。
- 初期症状はどんなものだったか。
- 今、現在は身体のどの箇所に症状が見られるか。
- 痒みはあるか。ある場合は夜、眠れない程か。
- 症状の出始めた切っかけに思いあたる節はあるか。
- アレルギー性疾患の病歴はあるか。
- 家族の中にアレルギー疾患の人はいるか。
- 別の医療機関で診察を受けた事があるか。ある場合は、その診断の内容、処方されていた薬について。
このような、質問が考えられますので、答えはしっかりと整理しておきましょう。
血清総IgE値とアトピー性皮膚炎 >
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