アトピーNOTE

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皮膚科に行く前に知っておきたいアトピー知識

知識を蓄え、アトピー性皮膚炎の改善を望む、地道な努力は決して無駄にはなりません。

■好酸球の検査とアトピー性皮膚炎

前項では、その人固有のアトピー性皮膚炎の原因となるアレルゲンを特定する事が可能な検査、特異IgE抗体=RAST法について説明しました。皮膚科では、これ以外に、その人のアレルギーについての傾向を把握し、これからの治療の方針に役立てるために、幾つかの検査が行われる事があります。あくまでも参考程度のものですが、自分自身のアレルギーの傾向を知る機会にもなり、有用な情報といえるかもしれません。

◆好酸球検査

好酸球は白血球の一種である顆粒球のひとつ。基本的にはアレルギー反応の制御を行なうなど、病気と戦うための細胞です。
アトピー性皮膚炎の場合、「T型アレルギー反応」が起きた際、痒みの原因になる化学物質のヒスタミンを不活性化する為に好酸球は増殖し、同じく「T型アレルギー反応」が起きた際に放出されるロイトコイシンからの働きかけで、「T型アレルギー」の遅発反応に影響を与えます。

好酸球はアレルギー性炎症局所に集まる傾向にあるので、アトピー性皮膚炎を持つ人は、この比率が高くなってきます。
一般的には白血球全体の3%くらいが平均と言われていますが、アトピー性皮膚炎を持つ人では20%を超える人もいます。主にこの数値は炎症が悪化している時に高く、症状が落ち着いていると低くなり、一般的な数値に近くなります。

アトピー性皮膚炎の原因をスクラッチテストで知る >


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