アトピーNOTE

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皮膚のバリア機能とアトピー性皮膚炎

知識を蓄え、アトピー性皮膚炎の改善を望む、地道な努力は決して無駄にはなりません。

■痒みの強いアトピー性皮膚炎に有効なのは

前項では「アレルギー反応」を誘発する「皮膚のバリア機能」について、まとめましたが、「バリア機能」の低下は、それら、乾燥から起こる「痒み」や化学物質への過敏性だけではありません。

「バリア機能」の低下した皮膚は、「ダニ」や「ハウスダスト」に代表されるような「環境アレルゲン」を容易に体内へ侵入させてしまう脆弱さが特徴といえます。

決して「アレルギー反応」に対して強い反応を示す人でない場合でも、「バリア機能」が低下している事で、「アレルゲン」が頻繁に体内へ侵入してしまい、「アトピー性皮膚炎」を起こしている可能性もあるのです。
「バリア機能」の低下は「アレルゲン」の侵入を許すばかりでなく、引き起こされた「カサカサ肌」は細菌への感染率のリスクを高めます。アトピー患部は細菌感染によって重症化する側面もありますから、これは見過ごせない事実でしょう。

しかし、この「バリア機能の低下」によるアトピー性皮膚炎発症のプロセスは、逆の場合も考えられるのです。
「逆」とは、つまり、「アレルギー反応」に強い反応を示す人でも、「皮膚のバリア機能」がしっかりとしていれば、「アレルゲン」の侵入やそれに伴う「痒み」は最小限に抑えられる可能性があるという事です。

「バリア機能」が弱い場合も、これは、正しいスキンケアを心がければ、カバーできる部分も多くあります。「アレルギー反応」を起こしてしまう体質は、なかなか変えられなくても、「バリア機能」を向上させる事は、十分可能なわけです。
この意味からも「アトピー性皮膚炎」対策として「スキンケア」の重要性が分かってもらえるのではないでしょうか。

総括的なアトピー性皮膚炎の対策を >


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