■複数のアレルゲンとアトピー性皮膚炎
アレルゲンについては「環境アレルゲン」「食物アレルゲン」、そして、その中に含まれる、「ダニ」「ハウスダスト」「卵」「牛乳」「大豆」などを、これまで説明してきましたが、この他にも「アレルゲン」と言われるものは無数にあり、例えば「そば粉」などもアレルゲンとして有名だったりします。
この、無数に存在する「アレルゲン」に対して、どのような「モノ」に「アレルギー反応」を起こすかは、人それぞれで、血液検査をしない限り、断定するのは難しいものです。人によっては、複数の「アレルゲン」に「アレルギー反応」を示す場合もあります。
また、年齢を重ねていく過程で、どのような「アレルゲン」に反応するのかも変化する事があります。前項の「食物アレルギーは「赤ちゃんアトピーに多い」話にも通じますが、例えば、小さい頃は、ペットの犬や猫と遊んでも、まったく、平気だったのに、大人になってからは、少しでも動物に接すると、クシャミが止まらなくなるようなケースは、成長していく中で、様々な「アレルゲン」に晒されている内に、体質過敏の傾向が強まり、動物の毛にも「アレルギー反応」を示してしまったのだと考えられます。
皮膚バリアの強弱とアトピー性皮膚炎の関係 >
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