■首に触れる衣服がアトピー性皮膚炎に影響
「首」にできるアトピーは発症の種類で言えば「ヒジの内側」「ヒザ裏」と同じで、その部分に熱を帯びたり、発汗での刺激が炎症を引き起こすものと思われます。
「首」という部分はちょっと考えると、それ程、「熱を帯び易い」とは思えない箇所かもしれませんが、ほとんどの人は常時、首をまっすぐに保っている訳ではなく、特にリラックスしてテレビを見たり、雑誌と読んだりする時に首を左右どちらかに傾けたり、テーブルにヒジを付いて、首を竦めるような姿勢を取ると思います。この時にアトピー性皮膚炎を持つ人は首に寄るシワなどにその症状が出てしまいます。
汗ばむ時期はもちろんなのですが、冬などにタートルネックのセーターなどを着て暖かい場所にいたりすると症状のでる可能性が高まります。実は私がこのクチで、冬に出た「首」のアトピーは今も治まらず、今の時期の発汗によって症状は思わしくありません。
首は目立つ場所ですし、出来ればアトピー性皮膚炎を人目に触れさせたくないと思うのは自然な感情だと思います。症状が悪くなると、表皮が薄いせいでしょうか、色素沈着し黒づむのが早いような気もします。冬場、首に触れる衣服の素材には十分に気を付けて下さい。
慢性痒疹も起すアトピー性皮膚炎 >
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