■アトピー性皮膚炎の定義
このHPでは「アトピー」=「アトピー性皮膚炎」と解釈してほしい、と前項ではお話しましたが、では、ただ皮膚が炎症を起こし痒みが起きる症状は全て「アトピー性皮膚炎」なのでしょうか。
最近はマスコミなどの影響で「アトピー性皮膚炎」という言葉も一般化してきました。しかし、その影響でしょうか、単なる「かぶれ」や「湿疹」を「アトピー性皮膚炎」と混同している人も多いようです。
「アトピー性皮膚炎」は一般的に「かゆみのある湿疹が、増悪、寛解を繰り返す病変」と定義されていて、痒みがあっても「接触皮膚炎」などはこれに含まれない、という事です。
定義にある「湿疹」とは「痒み」はもちろん、「赤く腫れ」たり「肌のカサカサ」「かさぶた・皮膚の硬化」などを含みます。これらが「治まっては酷くなる」だけでもゾッとしますが、この病を長く患っていると時には、ある期間には「酷くなる一方」といった状態に陥る事もあります。肌は、それこそ加速度的に「アトピーが現れ易い肌」に変わっていってしまいます。
生活の中のアトピー性皮膚炎 >
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